子供の嘔吐
		嘔吐の種類は様々です。
		でも、病気でなくても嘔吐はします。
		子供は病気でなくても授乳直後などに嘔吐することがよくあります。
		嘔吐によって病気かどうかは、発熱はあるか、下痢をしているか、嘔吐の頻度などの症状で分かります。
		
		嘔吐の回数が多い場合はしっかり水分補給をすること!
		赤ちゃんが吐くと衣服や布団の始末など、ママさんは大変になると思います。
		赤ちゃんは嘔吐することで自分自身の異変にびっくりしていますので、ママが優しく抱っこしてあげると赤ちゃんは安心しますよ!
		
どうして嘔吐するの?
		赤ちゃんの胃は大人のように湾曲していなく、ほとんどまっすぐの形です。
		また、胃の入り口の筋肉が弱いため、ちょっとした刺激でもミルクを吐いてしまいます。
		せき込んで吐いたり、泣いたときに吐くのは、このためです。
		
嘔吐の仕方チェック
		■ダラダラと流れる
		赤ちゃんはおっぱいやミルクを飲ませた後、寝かせていると口の端からダラダラと吐くことがありますよね?
		元気があり体重が順調に増えていれば心配ありませんよ。
		
		■ゲボッと嘔吐する
		おっぱい・ミルクを飲むときに空気を飲みやすいので、授乳後にげっぷとともにゲボッと吐くのは、空気の嚥下症でほかに症状がなければ心配ないです。
		風邪をひいたときにも、せきと一緒に吐くこともありますが、これも心配いりません。
		
		■ピューッと噴水のように嘔吐する
		授乳のあと、しばらくして噴水のように勢いよく吐く場合は、肥厚性幽門狭窄症が疑われます。
		おっぱいやミルクを飲むたびに、このように吐くのであれば、至急受診することです!
		
		■病院に行く目安
		頻繁に嘔吐して脱水症状が考えられるときは、どんな場合でも至急病院に行きましょう。
		
脱水症
		赤ちゃんは体重の80%が水分。
		80%といっても、小さな赤ちゃんの体の中にある水分ですので、量はとても少ないです。
		発熱や下痢、嘔吐などを繰り返すと、体の中の水分が急速に失われてしまいます。
		半日あるいは一晩の短期間に脱水症状を起こして生命の危機を招くことがあります。
		
		脱水は吐くことと下痢が重なったときに起こりやすいので、下痢が何回も起こっていても、口から水分をとることができていれば、脱水になる心配はありません。
		脱水を起こしているかは、赤ちゃんの様子を観察していると大体分かるものです。
		
		顔色が悪くなったり不機嫌、唇が乾き皮膚全体がカサカサした感じになります。
		あと、おしっこの回数も少なくなります。
		その点を頭に入れておいて、まずは赤ちゃんの様子をこまかく観察です!
		
嘔吐したらどうする?
		寝ているときに嘔吐し始めたら顔を横に向けて下さい。
		そして、吐しゃ物が外に流れやすくします。
		もしくは抱き上げて顔を下に向けてもOK!
		
		衣服を汚したら、鎮まったあとに体をあまり動かさないようにして着替えをすることです。
		布団を汚す可能性があるときは、タオルなどを敷いておけば後始末が楽ですよ。
		
		顔や口の周りに残っている吐しゃ物は、きれいに温かいタオルで拭き取ってあげることです。
		どんな色、どんなにおいかなど医師に伝えるため嘔吐したものをチェック!
		
		赤ちゃんもびっくりしているから、しばらく抱っこして安心感を与えてあげること。
		また、熱がないか検温して、必要に応じて病院へ行きましょう。
		
おっぱい・ミルク・離乳食
		1回吐いただけでケロッとしているときは、嘔吐後1〜2時間程度時間をあけてから、おっぱい、ミルク、離乳食は1/2〜2/3程度から始めてみてください。
		
		何度も吐いた後は、胃が弱っているので、まず水分補給を与えて吐き気が治まったら、麦茶・白湯・ベビー用イオン飲料などを少しずつ与えてみてください。
		オレンジなどの柑橘系のジュースは、吐き気を誘うので、絶対に与えないでくださいね!