どうしてせきがでるの?
気管支の中にウイルスや細菌、ほこり、冷たい空気が入ると粘膜が分泌物を増やし、それを押し出すことでせきが出ます。
その他に、のどや気管支の炎症で刺激になる物質を吸うことでもせきが出ます。
せきは気道に分泌物や体の中に入れずに、呼吸機能を保つために防衛反応しているようです。
せきの種類
明け方や夕方の気温が下がったときに出るせきの「コンコン」というのは、体の中に冷たい空気が入らないようにするために出るので、心配ないかと思います。
冬の風邪などで出るせきは「コンコン」と乾いた軽いせきと、たんがからむ「ゴホンゴホン」と湿った重いせきになります。
頻繁に「コンコン」とせきが続くなら百日ぜきの疑いがあるかと思います。
百日ぜきとは、百日ぜき菌を吸い込んで感染します。
ママから免疫がないと赤ちゃんでもかかり、小さいときほど重症になりやすいです。
夜中に「ゴーンゴーン」あるいは「ケンケン」という感じでしたら、クループ症候群のことがあります。
クループ症候群とは、風邪ウイルスによって起こる子どもの喉頭炎のことです。
赤ちゃんや子どもは大人と違って気道が狭く、声帯あたりに炎症が起こるとむくんで呼吸がしづらくなります。
大きくなると治りますが呼吸をするたびに、ゼロゼロ、ゼーゼーするのは喘鳴(ぜんめい)といいます。
ぜんそくの場合は、ヒューヒューゼーゼーと息が苦しいそうな音がします。
せきがひどいときは?
ひどくせき込んでいるときは、室温を18〜20度にして加湿することでたんが出やすくなり、楽になります。
冬はとくに暖房で部屋が乾燥しがちですので、我が家は冬になると夕方に洗濯をしています。
濡れた洗濯物をつるすと加湿の効果があるのでグットです!
就寝中せきが出始めたら、背中を軽くたたいてあげたり、上体を高く寝かせたんをきりやすくしてあげることです。
おっぱい・ミルク・離乳食
せきが出ているときは水分補給でたんが切れやすくなります。
ただし、ひどいせきの場合は1回に飲ませる量を減らし、飲ませる回数を増やすなどしてこまめに飲ませることです。
離乳食は食欲がない場合は無理に食べさせず、野菜スープとかを少しずつ飲ませたほうがいいと思います。