ポリオ(急性灰白髄炎)とは
ポリオ(急性灰白髄炎)とは、別名「小児まひ」とも呼ばれており、ポリオに感染した人の便中に排泄され、ウイルスが口から入り、喉または腸に感染し、人から人へと感染するウイルスです。
ポリオウイルスに感染すると100人中5〜10人は風邪のよな症状で、一部の人には麻痺が永久に残り呼吸困難により死亡することもあります。
ポリオワクチンの副反応
ワクチンに使用されているウイルスは、弱毒化され安全といわれていますが、服用後体内で増えますので450万人に以上の投与に1人程度まれにウイルスが脳脊髄に達し、麻痺を起こす場合があります。
また、ワクチンを受けていない人に感染し麻痺を引き起こすことも、550万人に1人程度まれにあります。
ちなみに厚生労働省の流行予想調査によれば、免疫を持っている人の割合が昭和50年〜52年生まれの方について、T型という種類の抗体保有率がやや低いという結果が明らかになっています。
50年生まれ・・・56.8%
51年生まれ・・・37.0%
52年生まれ・・・63.8%
ですので、昭和50年〜52年生まれの方で、ポリオウイルス常在国(アフリカ・東部地中海・東南アジアなど)に渡航される時、お子様がポリオワクチン接種を受ける時に、希望により抗体検査実施後予防接種を受けることも可能です。
希望されれば予防接種も受けれます。
しかし、この場合の予防接種は法律に基づくものではないので、任意接種の対象となるので自費で接種を受けることになります。